Chapter10 炊飯器活用法(最強のバナナケーキ)
いよいよこの日がやってまいりました。
なんのことかって?
そう、このワンルームで唯一ケーキらしきものが試作できる、炊飯器を使ってのチャレンジ第二弾です。
前回テキトーに取説のレシピを変えて作ったにもかかわらず、思いのほかマトモなケーキできてすっかり気をよくしたワタシですが、更なる美味しさを追求すべく次なるケーキの試作時を今か今かと待っていた。
・・・のですが、なかなかその時が来ない。
なぜなら、ケーキが減らないからです!
貧乏症のワタシなので、せっかく作ったものなのだからきちんと消化してから自作に取り掛かりろうと思ってると、その機会はえんえんやってこない訳。
なんたって一人暮らしだし、仕事上の頂き物やら息子の試作やら懲りずにじぶんで買ってしまうものやら、おやつに事欠かない毎日。
人様に差し上げるレベルに達しない試作品は、せっせと自分で消化するしかなく、ようやくストックがなくなったのは2週間後でしたわ。
やっほー!やっと次が試せるわ!
ワタシ、小躍りしましたね。
だってあれこれ改良レシピはとっくに考えてたんですもの。こういう作業は大好き。
今回の主素材はバナナ!
ちょうどいい具合に黒ずんだ完熟バナナを実家からくすねてきたばかり。これと米粉をプラスして前回のパサつき及びボリューム不足の解消を企んでいるのだ。
油分と卵も増量して豆乳で調整。ワタシのおやつの残りであるバナナチップをトッピングし、35分でスイッチオン!
さぁ、どーだ?
きましたよー!
前回の倍近く膨らみました。ベーキングパウダーの量は変えてないので、たぶん混ぜ方と卵のせいかと思われますが、ここまで丸くドーム型になるとは。ひとまず、形状は大成功です。
そしてお味は?
おーーっ、しっとりーーーっ!
気になるパサつきがなくなりました。これは米粉のおかげかな。
いやいや味的にも予測以上の結果が出ました。オーブンで焼いたものと遜色ないバナナケーキだと自負できます。えっへん!
・・・ただ見かけが微妙・・・
こればっかりは炊飯器ケーキとしては、どうしようもないのでしょうかね?
今回は特に焼き色がつかない上部にバナナチップをトッピングした為、バナナ感はアップしたもののビジュアルが更にキビシくなっちゃったかも。炊飯器ケーキは混ぜ込みタイプのみに絞るか、逆に底にトッピング素材を敷きつめてみるか、今後の課題はまだまだ続きます。
だけどとりあえずワタシのすべき事は、このバナナケーキの消化です、ハイ!